メルペイはフリマアプリで有名なメルカリが始めたスマホ決済サービスです。
ペイペイや楽天ペイ、LINE Payなど乱立するスマホ決済サービスの中で、メルペイにはどのような特徴があるのか気になりますよね。
目次
メルペイとは?
メルカリの子会社として2017年11月に設立された「メルペイ」が始めたスマホ決済サービスで、2019年2月13日からサービス提供になりました。
メルカリアプリの下の方にこのような↑「メルペイ」マークが出てきたことに気づいた人も多いのではないでしょうか?
メルペイはメルカリの売上金やポイントを、通常の店舗(コンビニ、ファーストフード、スーパーマーケット、ファミレスなど多数)で日常的な買い物の購入に使えるというサービスです。(売上金がない場合は銀行からチャージして、メルペイで使うこともできます。)
最近流行りのペイペイなどはバーコード決済ですが、メルペイの場合は「iD決済」を利用します。(メルペイはバーコード決済も利用できます)
「iD決済」はバーコードをお店の人に見せるわけではなく、決済端末にスマホを近づけて決済するという方法になります。
メリット・デメリットなどは次の項目で詳しく見ていきましょう。
メルペイが使える店舗は?
(出典:メルペイ)
コンビニだとセブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、ポプラなどで利用できます。
その他かなり多くのお店で使えます。上の画像に載っているのはごく一部なので詳しくは以下で確認してみてください。
(出典:メルペイ)
このようなiDマークやメルペイマークのある店舗で利用可能です。
メルペイの4つのメリット
メリット1:メルカリの売り上げを利用できる
メルカリで何かを売った時の売り上げ金はメルカリ内にストックされますが、これを銀行に振り込みしようとすると手数料がかかってしまいます。
211円~9,999円⇒210円
10,000円以上⇒手数料無料
ですので手数料が無料になる1万円以上まで待つ人が多いと思います。
でもメルペイを利用すれば売上金が1万円より少なくても手数料無料で、実店舗の買い物に利用できるようになるんですね。
メルカリを利用している人にとっては便利になりますね。
メリット2:クーポンがお得
セブンイレブンの揚げ物200円以下が11円になるクーポンや、すき屋の持ち帰り用牛丼並盛が200円になるクーポンなどお得なクーポンがあります。
これはメルペイのアプリ内で確認できます。
個人的にメルペイの一番大きなメリットは現状ではこれかなと思います。
メリット3:使える店舗が多い
各スマホ決済サービスは利用できる店舗の拡大というところに課題があります。
サービスが乱立し、利権などの問題で使える店舗が少ないサービスが多いわけですね。
でもメルペイはバーコード決済だけでなく、「iD決済」も利用できます。
(出典:メルペイ)
この「iD」のマークを見たことがある人は多いでしょう。
iDはすでにかなり広まっていて、利用できる店舗数が多いわけです。
セブンイレブンで利用できるスマホ決済サービスは少ないですが、iDなら利用できます。
2019年3月時点で135万個所以上で使用できるので、多いのが分かると思います。
また更にLINE PAYとも提携して、お互いの利用店舗を使えるようにすると発表がありました。実現するとかなりの範囲で使えるようになると思います。
メリット4:お店側の負担も少ない
普通のスマホ決済サービスやクレジットカードはお店側が導入するとき、決済料金の3%程度を決済会社に払う必要があります。
便利になる一方でお店側の負担は大きいんですね。
でもメルペイは決済料金の1.5%が手数料になっています。(利用者側の手数料は無料です。)
ですのでお店としても導入しやすく、利用店舗が広がる可能性が高いと思います。
また「iD」だけでなく、バーコード(QRコード)決済にも対応しているので、小さなお店でも導入しやすくなっています。
メルペイのデメリット
デメリット1:Apple Payかおサイフケータイの機能がないとiDを使えない
メルペイにはバーコード決済とiD決済が用意されていますが、iD決済の方はApple Payかおサイフケータイの機能がないスマホでは使えないんですね。
iD決済の店舗数が多いので、iDは使いたいところです。
iPhoneの場合、対応しているのはiPhone7以降になります。(iPhone6もApple Pay対応ですが、日本と規格が違うので利用できない)
Androidの場合は自分のケータイにおサイフケータイの機能がついているのか確認しておきましょう。
デメリット2:ポイント還元がない
例えばペイペイや楽天ペイなどは、それを使って決済したときに0.5%分の還元があります。
でもメルペイにはポイント還元はないんですよね。(2019年4月16日現在)
じゃあメルペイ内にあるポイント↓は何なの?と疑問に思う人もいるでしょう。
メルペイは売上金を一度ポイントに変換してからメルペイで使用することになります。
またキャンペーンや友達紹介などでもポイントをもらえます。
そのため、メルペイ内にはポイントが存在していますが、これはポイント還元とはまた別のものというわけです。
店舗側の決済手数料を1.5%にしているので、利用者側へのポイント還元は難しいんでしょうね。
デメリット3:クレジットカードが使えない
メルペイで支払いに使えるお金はメルカリの売上金、もしくは銀行からチャージしたお金になります。
クレジットカードからのチャージは使えないんですよね。(2019年4月16日現在)
クレカが使えれば、クレカのポイント還元を利用できますし、KyashのようなVISA機能付きのプリペイドカードの還元も利用できる可能性があります。
でも実際にはクレカは使えず、メルペイ自体のポイント還元もありません。
メルペイをお得に使いたいならクーポンをうまく利用することになりそうですね。
メルペイの使い方
古いバージョンのメルカリを使っている場合はメルペイは使えませんが、最新版にアップデートすると使えるようになります。
始めに設定が必要なのでまだ設定していない人は以下の記事を参考にして設定を済ませておきましょう。
iD決済の場合の使い方
「iD」マークのあるお店ではこちらの使い方になります。
支払いのタイミングで、お店の人に「iDで」と伝えてください。「メルペイで」ではダメなので注意してくださいね。
Androidの人はおサイフケータイに「メルカリ(iD決済)」が追加されていると思いますので、普通におサイフケータイとして使えばOKです。
iPhoneの人はメルカリアプリの下部にある「メルペイ」ボタンを押します↑。
「電子マネー(iD)を開く」を押します↑。
Touch IDやFace IDで認証してください↑。
この状態になったら↑リーダーにかざします。それで決済が完了します。
iPhoneの人はひと手間かかりますが、それでも簡単ですね。
Touch IDもFace IDも必要なく、iPhoneを立ち上げなくても同様の決済ができるのはSuica(モバイルSuica)しかありません。
それ以外の場合は、必ずTouch IDもFace IDの認証が必要になるので、一度iPhoneを立ち上げる必要があります。
メルペイも上記のようにiPhoneを立ち上げる必要があります。
バーコード(QRコード)決済の場合の使い方
(出典:メルペイ)
iDマークではなく、↑のようなメルペイマークしかない場合はバーコード決済になります。
レジの支払いのタイミングで「メルペイで」と伝えましょう。
メルカリアプリの下部にある「メルペイ」ボタンを押します↑。
「コード払い」を押します↑。
メルペイのコード払いの設定時に登録したパスコードを入力します↑。
するとこのようにバーコードとQRコードが表示されます。これをお店の人に見せて、バーコードリーダーで読み取ってもらったら決済が完了します。
iD決済の方が圧倒的に店舗数が多いですが、小さめのお店の場合はコード払いもあります。
いずれにせよ簡単に使えますね。
メルカリの売上金を支払いに利用するためにポイントに変換
メルペイの売上金は上記の緑枠部分に表示されます↑。(このスマホでは0円になっていますが、売上金があるときにはここに金額が表示されます)
でもこの状態ではメルペイでは利用できないんです。
売上金でポイントを購入して、売上金⇒ポイントに変換しなければ使うことができません↑。
変換の手数料は無料です。
そのやり方ですが、「ポイント購入」を押せば売上金でポイントを購入できます↑。
ちなみにですが、銀行口座をメルペイに登録すれば、この面倒な作業をする必要がなくなります。
銀行口座を登録してメルペイにチャージする方法
これは少し長くなるので以下の記事にまとめました。
まとめ
メルペイを利用する価値のある人は以下のような人です。
・クーポンをうまく利用できる人
・メルカリを日ごろ使っている人
・ポイント還元は必要ないけどクレカなしで多くの店舗でスマホ決済を利用したい人
メルペイを利用する価値のない人は以下のような人です。
・メルカリを日ごろ使っていない人
・ポイント還元が欲しい人
・Apple Payやおサイフケータイ対応のスマホを持っていない人
メリットデメリットをしっかり確認して、必要かどうか判断してみてください。