トライオートFX

トライオートFXコアレンジャーのリスクとは?カスタム設定で回避する

トライオートFXのコアレンジャーは優れた設定で、特に豪ドル/NZドル(AUD/NZD)で高利益を出していますよね。

しかもそれが簡単操作で設定できるという事で、トライオートFXをやっている人の多くは豪ドル/NZドルのコアレンジャーを利用しているかと思います。

ただこのAUD/NZDのコアレンジャーにはリスクがあると僕は考えており、利用していません。

変わりにAUD/NZDのカスタム設定を自分で作って運用をしています。

山斗
山斗
AUD/NZDのコアレンジャーに潜むリスクと、僕のカスタム設定について解説をしていきます。

豪ドル/NZドルのコアレンジャーに潜むリスクとは?

コアレンジャーで一番人気のAUD/NZDの過去の損益を見てみましょう↑。約5年で350%越えの利益を出しているので非常に優秀です。

ただ赤枠の部分を見てください↑。一番大きい範囲で見ても2014年1月からになっていますね。それ以前のデータがありません。

次にAUD/NZDの過去のチャートを見てみましょう。2002年5月から現在までのチャートです↓。

コアレンジャーで好成績を出していた先ほどのデータは、このチャートの赤枠の部分でのデータになります↑。

つまり非常に狭いレンジで上下運動をしていた時のデータなんですね。これだとレンジ幅を狭く設定できるので、利益は出やすくなります。

一方で上抜けしてしまった時のリスクは非常に大きく、大きな含み損を抱えるかロスカットの危険性が出てしまいます。

AUD/NZDのコアレンジャーではレンジ幅の上限が1.1425に設定されていますが、上記のチャートを見ればわかるように、過去のチャートでは2011年3月に1.3794まで上昇しています。

豪ドル/NZドルのコアレンジャーに潜むリスクとは、レンジ幅がかなり狭く設定されているという事なんですね。

山斗
山斗
これは初心者の人が気づきにくい盲点です。

FXの自動売買では短期的な視野でなく長期的な視野で運用できるようにしておくべきだと僕は考えているので、コアレンジャーを利用せず自分でカスタム設定をしています。

トライオートFXで僕が運用しているAUD/NZDのカスタム設定を公開

カスタム設定の概要

コアレンジャーでは下図のように、設定レンジ幅の中で売りレンジと買いレンジを重ね合わせて、その範囲では上昇しても下落しても利益が出せるようになっています。

これにより高利益を実現しているわけです。

僕の場合はこのレンジ幅では危険だと思っているので、過去17年間のチャートのほぼ全幅をカバーできるようにしています。でもそれだとレンジ幅が広くなってしまうので、このように売りレンジと買いレンジを被せることはできません。

僕のカスタム設定のイメージとしては以下のようになります。

この場合、レンジ幅を広くとれるので安全になる一方で、利益を出しにくくなりますが、それを以下の方法で改善しています。

コアレンジャーでは1回ごとの決済での利益幅が小さくて、細かく利益を出すようになっているのですが、それだと手数料も結構とられます。

ですので、それを改善して僕の設定では1回決済ごとの利益幅を大きくしています。これによってレンジ幅を大きくしても、利益率が減らないように工夫をしているわけです。

また買いレンジの中でもレンジによって利益幅を調整して、利益を出しやすくなるように工夫をしています。

言葉だけでは良く分からないかもしれませんので、実際の数値を見ていきましょう。

トライオートFXのカスタム設定を公開

【カスタム設定】

注文方向 買い 買い 売り
レンジ幅 1.000-1.035 1.04-1.14 1.15-1.35
想定レンジ幅 420pips 1050pips 2100pips
注文本数 6 21 21
初回注文価格 1 1.04 1.35
カウンター値 -80pips -50pips 100pips
カウンター固定 あり あり あり
利益幅 80pips 50pips 100pips
損切幅 なし なし なし

ちょっと意味的に分からないものもあるかと思いますが、カスタム注文をするときに必要になるものを載せています。

カウンター値は、利益確定した後、また同じ値で再度注文を出すためのものです。利益幅と同じ数字(買いの場合は「-」を付ける必要あり)を入力しておけば、利確後に再度同じ注文が出されます。

過去のデータを見てもAUD/NZDが1を割ったことがありません。オーストラリアとニュージーランドの力関係なのかどうかは分かりませんが、この1という値は非常に大きな下支えになっていますね。

ですので1付近では反発する可能性が高いので利益幅を大きくしています。また1.04-1.14の買いレンジでもコアレンジャーの2.5倍の利益幅にしています。

売りレンジの方では、上記チャートを見ると、結構大きく上下していますね↑。ですので100pips毎に売り注文を入れて、利益幅も100pipsと大きく設定しています。

買いレンジの方が狭いうえにさらに本数を多くし、利益幅もコアレンジャーの2.5倍とすることでできる限り利益を出しやすくしました。

また売りレンジのエリアまで上昇してしまっても、1.35くらいまでは十分耐えられる設定にし、しかもその範囲でも利益を出せるようにしています。

山斗
山斗
これが僕のカスタム設定の全貌です。

豪ドル/NZドルのコアレンジャーの設定も一応比較のために載せておきますね。(コアレンジャーは簡単に選択するだけで設定できますが、比較のためにカスタム設定でコアレンジャーと同じ設定をするとこうなりますというものを載せました↓)

【コアレンジャーをカスタム設定でした場合】

コアレンジャー 買い 買い
レンジ幅 1.006-1.041 1.048-1.1005
想定レンジ幅 420pips 560pips
注文本数 6 16
初回注文価格 1.006 1.048
カウンター値 -70pips -20pips
カウンター固定 あり あり
利益幅 70pips 20pips
損切幅 なし なし
コアレンジャー 売り 売り
レンジ幅 1.048-1.1005 1.1075-1.1425
想定レンジ幅 560pips 420pips
注文本数 16 6
初回注文価格 1.1005 1.1425
カウンター値 20pips 70pips
カウンター固定 あり あり
利益幅 20pips 70pips
損切幅 なし なし

僕の設定との利益幅の違いなどが良く分かるかと思います。

トライオートFXでカスタム設定をする方法

コアレンジャーで運用をしている場合、1つの注文の通貨数を決めるくらいなので簡単ですが、カスタム設定の場合は1つずつ設定をしていく必要があります。

とはいっても別に難しくないのでこれから説明する流れを見てそのままやってみてください。

今出しているコアレンジャーの注文を中止する方法

コアレンジャーの注文の左側にある電源マークを押します↑。

どちらも「OK」を押してください↑。

これでコアレンジャーの注文は停止し、新規で注文されることはなくなります。すでに持っているポジションはこの段階で決済されるのではなく、予定の価格になった段階で決済されます。

ですので持っているポジションはそのまま放置しておいても問題ありません。嫌な人は持っているポジションを手動で決済してもOKです。

トライオートFXのカスタム設定のやり方

先ほどの僕の設定で注文をしてみます↓。

注文方向 買い① 買い② 売り③
レンジ幅 1.000-1.035 1.04-1.14 1.15-1.35
想定レンジ幅 420pips 1050pips 2100pips
注文本数 6 21 21
初回注文価格 1 1.04 1.35
カウンター値 -80pips -50pips 100pips
カウンター固定 あり あり あり
利益幅 80pips 50pips 100pips
損切幅 なし なし なし

3つのレンジに分かれているので3種類の注文をします。

インヴァスト証券のトライオートFXにログインした後、上部にある「自動売買パネル」をクリックします↑。

上部にある「複数作成(追尾・カスタム)」を選び、その後「カスタム」を選びます↑。

そして、通貨ペア、売買方針、想定レンジ幅、注文本数、取引額を設定どおりに入力してください。取引額1kは1000通貨ペアのことです。取引額は持っている資金と相談して決めてください。推奨証拠金などについては後で説明します。

終わったら下にスクロールします。

初回注文価格、カウンター値、カウンター固定、利確幅、損切幅を設定通りに入力します。初回注文価格は買いの場合、「最安値」を、売りの場合「最高値」を入力します。

その後「リストに追加」を押してください。そうすると、下のリストに注文が追加されます。この時点ではまだ注文はだされていません。

これを見て、間違っていないか良く確認します↑。これで1つの注文(買い①)の設定が完了しました。

同様の方法で「買い②」「売り③」も設定していきます。設定画面の情報を貼り付けておきます↓。

【買い②】

【売り③】

売りの時のカウンター値ですが、買いの場合と位置が変わっているので注意してください。具体的にはカウンター値とフォロー値の位置が逆になっています↑。

僕と同じ設定をしたのであれば、追加したリストは以下のようになっていると思います。

【買い注文】

注文番号 新規注文 決済注文 次の注文
1 1.1400 50 1.1400
2 1.1350 50 1.1350
3 1.1300 50 1.1300
4 1.1250 50 1.1250
5 1.1200 50 1.1200
6 1.1150 50 1.1150
7 1.1100 50 1.1100
8 1.1050 50 1.1050
9 1.1000 50 1.1000
10 1.0950 50 1.0950
11 1.0900 50 1.0900
12 1.0850 50 1.0850
13 1.0800 50 1.0800
14 1.0750 50 1.0750
15 1.0700 50 1.0700
16 1.0650 50 1.0650
17 1.0600 50 1.0600
18 1.0550 50 1.0550
19 1.0500 50 1.0500
20 1.0450 50 1.0450
21 1.0400 50 1.0400
22 1.0350 70 1.0350
23 1.0280 70 1.0280
24 1.0210 70 1.0210
25 1.0140 70 1.0140
26 1.0070 70 1.0070
27 1.0000 70 1.0000

【売り注文】

注文番号 新規注文 決済注文 次の注文
1 1.3500 100 1.3500
2 1.3400 100 1.3400
3 1.3300 100 1.3300
4 1.3200 100 1.3200
5 1.3100 100 1.3100
6 1.3000 100 1.3000
7 1.2900 100 1.2900
8 1.2800 100 1.2800
9 1.2700 100 1.2700
10 1.2600 100 1.2600
11 1.2500 100 1.2500
12 1.2400 100 1.2400
13 1.2300 100 1.2300
14 1.2200 100 1.2200
15 1.2100 100 1.2100
16 1.2000 100 1.2000
17 1.1900 100 1.1900
18 1.1800 100 1.1800
19 1.1700 100 1.1700
20 1.1600 100 1.1600
21 1.1500 100 1.1500

(注文番号は適当につけていますので、これと同じではなくてもOKです。数量はあなたが設定した数量になっていればOKです。)

ここまで出来て、リストの内容に問題がなければ「リストを確定」のボタンを押します↓。

その後、確認画面などが出てきますが、「自動売買を稼働」⇒「OK」の順に押せば注文が発注されます。

そして相場が指定の価格になれば売買が成立していくことになります。

カスタム設定の場合、推奨証拠金はどれくらい?

買い注文の場合

買い注文は1.00-1.14までで、その間に27本の注文を入れています。

1.14から下がり続けて1.00まで下がったとします。この時買い注文の全てのポジションを持っていることになりますね。

それぞれの注文がどれだけの損失を抱えるかを計算したのが以下の表です↓。

注文価格 1.000になった時の損失
pips
1.14 140
1.135 135
1.13 130
1.125 125
1.12 120
1.115 115
1.11 110
1.105 105
1.1 100
1.095 95
1.09 90
1.085 85
1.08 80
1.075 75
1.07 70
1.065 65
1.06 60
1.055 55
1.05 50
1.045 45
1.04 40
1.035 35
1.028 28
1.021 21
1.014 14
1.007 7
1 0

損失を全て合計すると1995pipsになります。

NZドル=72円として損失を計算してみます。

1000通貨ずつ購入していた場合、AUD/NZD=1.00になった時点で、1995×72=143,640円の損失を抱えていることになりますね。

これにプラスして、AUDが75-79.99円だった時の必要証拠金が1000通貨あたり3200円ですので3,200×27=86,400円が必要になります。

⇒必要証拠金についてはこちらを参照

両方を合わせると、230,040円になります。推奨証拠金としては30万円あれば足りるという事になりますね。

ただNDドルの影響も受けるので、注意が必要です。NZドル=100円になった時には1995×100=199,500円の損失を抱えていることになりますね。

売り注文の場合

売り注文は1.15-1.35までの範囲で21本入れています。

1.15から1.35まで上昇した場合に、全ての売り注文を持っていることになります。

その場合の損失についてまとめた表が以下です↓。

注文価格 1.350になった時の損失
pips
1.35 0
1.34 10
1.33 20
1.32 30
1.31 40
1.3 50
1.29 60
1.28 70
1.27 80
1.26 90
1.25 100
1.24 110
1.23 120
1.22 130
1.21 140
1.2 150
1.19 160
1.18 170
1.17 180
1.16 190
1.15 200

損失を全て足すと2100pipsです。

NZドル=72円だとすると、2,100×72=151,200円、NZドル=100円だとすると2,100×100=210,000円の損失を抱えていることになります。

また必要証拠金は3,200円×21=67,200円です。

合わせると218,400-277,200円になりますね。ですのでこちらも推奨証拠金としては30万円くらいといえるでしょう。

ただ想定外の事態もあり得ますので、40-50万円くらいをいれておくと安心です。

まとめ

トライオートFXコアレンジャーの見落としてしまいがちなリスクについて解説し、それを避けるべく設定した僕のカスタム設定についても紹介しました。

ここに書かれた情報は僕が運用している設定であり、できる限り長期で安定して運用できるように考えた設定です。ただこれで今後も利益が出るとは言い切れません。利益がでなくても責任はとれません。

ですのでこの情報をそのまま鵜呑みにするのではなく、自分でしっかり考えて自己責任で投資をしてください。

【トライオートFXの始め方】インヴァスト証券の登録・口座開設を図解で解説!トライオートFXを始めるにはインヴァスト証券で口座を開設する必要があります。 証券会社に登録して口座開設する流れや必要書類を紹介し...