検索意図を把握することは検索流入を増やすために必要不可欠です。
検索意図をいい加減にしか理解せず記事を書くことって、需要調査をせずに商品開発をするようなものですよね。
趣味であればそれでも良いですが、結果につながるライティングをしたいのであればこの記事を読んでWEBライティングの基本を身に付けてください。
目次
キーワードの検索意図とは?本質的に理解しよう
まず検索者の行動を理解しましょう。
検索者は必ず何か知りたいことがあるから検索をします。
検索者が知りたい事を「検索意図」と言います。何を知りたくて検索したかという事ですね。
その時にこんな感じで↑、頭の中に思い描いていることを検索キーワードに落とし込むという行動をとります。
頭の中では沢山の複雑な情報があるわけですが、検索するときにはキーワードにしないといけないんですよね。
つまり検索者が持っていた沢山の情報(悩み・知りたいことなど)からキーワードという情報量の少ないものに変換されたわけです。
僕たちブログの運営者はこの情報量の少ないキーワードから、検索者の持っていた悩みや知りたいことを理解しないといけないので難しいんですね。
検索者の求めていること(検索意図)に出来る限り寄り添って答えを教えてあげている記事がGoogleでは上位表示をします。
だからこそ検索意図を理解することがWEBライティングで非常に重要な事なんですね。
少ない情報から検索者が求めている情報を紐解いていくというのが、記事を書く前にしなければいけない作業になります。
検索意図のテストで顕在ニーズと潜在ニーズを理解しよう
「山斗レストラン クーポン券」
このキーワードを見て、検索者が求めていることは分かりますか↑?
「山斗レストランにクーポン券があるかどうか探している」
「山斗レストランのクーポン券が欲しい」
これは顕在ニーズと言います。キーワードから直接的に思い浮かぶ検索意図ですね。
これはこれで合っているのですが、実際には知りたいことは他にあるんです。それが潜在ニーズというものなんですね。
この人は何がしたくて「山斗レストラン クーポン券」と検索したのでしょうか?
「山斗レストランを安く利用したいから」
これが潜在ニーズです。
検索した人が本当に求めているのは「安く利用したい」ということ。
なのでクーポン券がなくても安く利用できれば良いわけです。
ですので記事に書くべきことは「クーポン券はここで手に入りますが、実は水曜日に行くとクーポンを使うより安くなります。」とか、
「クーポン券はありません。ただ山斗レストランはお昼と夜の値段の差が大きいので、お昼に行くと安く美味しい料理が食べられます。」のような事ですね。
「クーポン券はここです」のような顕在ニーズだけでなく、潜在ニーズまでしっかり答えることができるかどうかが検索者に寄り添えているかどうかになってきます。
キーワードには沢山の検索意図がある
あまり良い例ではないですが、分かりやすいのでこのキーワードで解説します。
「友達 お金」
このキーワードの検索意図って分かりますか↑?
1、「友達にお金を借りる方法を探している」
2、「友達にお金を返してもらう方法を探している」
3、「友達にお金を貸してと言われた状態で困ってどうすればいいか調べている(まだ貸していない)」
こんな感じで3つほど考えられます。
このように多くのキーワードでは検索意図が沢山あるんですね。同じキーワードでも検索する人によって検索意図は違うという事です。
ここで困るのが、どの人に向けて記事を書くべきなのか?という事です。
それぞれ人が違うので、誰を対象にするかで記事内容が変わりますよね。また誰をターゲットにするかで、上位表示できるかどうかが決まります。
実は上位表示させやすいターゲットは3つ目の「友達にお金を貸してと言われた状態で困ってどうすればいいか調べている(まだ貸していない)」人なんですね。
これには理由があって、Googleは統計学や検索者の行動データを利用して、検索結果を決めていると言われています。
ですので、点数が高くなるのは人数が多い人をターゲットにした場合なんですね。
「1」の人が3人、「2」の人が2人、「3」の人が5人いたとしたら「3」の人をターゲットにした方が上位表示しやすいという事になります。
このあたりが理解できてくると、検索上位を取れる確率が高くなってくるので、意識していなかった人は意識するようにしてみてください。
検索意図の調べ方
検索意図の把握はある程度訓練が必要になります。
検索意図をしっかり把握する事を意識して沢山の記事を書くことで、感覚が研ぎ澄まされていくので多くの訓練を積むことが大切です。
それを理解した上で3つの調べ方を紹介します。
Yahoo!知恵袋で検索してみる
知恵袋はある人が質問した内容に、複数人が答えを書いてくれる掲示板です。
質問者はその答えの中からベストアンサーを選びます。
つまり質問者が知りたかった答えに一番近い人を選んでくれているわけですね。
質問と最もよい答えが分かるので、沢山の質問とベストアンサーを読んでいくことで、検索者が求めている事を理解できる手掛かりが増えます。
狙っているキーワードを使って知恵袋で検索し、出てくる質問をたくさん読んでみましょう。
この時に顕在ニーズと潜在ニーズをしっかり意識した上で読んでください。潜在ニーズについては意識しておかないと見落とすことになります。
また質問の多さをチェックする事で、先ほどお話ししたターゲットの人数を把握することも出来る場合があります。
検索上位の記事タイトルや記事を分析する
Googleは検索者の求めていることが書いてある記事を上位表示すると言いました。
それぞれの記事にはターゲットが設定されているわけですが、そのターゲットを読み解くことで、Googleが上位表示している記事のターゲットが分かってきます。
先ほどの「友達 お金」のキーワードで検索したときに上位表示されているのは、「友達にお金を貸してと言われた状態で困ってどうすればいいか調べている(まだ貸していない)」人をターゲットにした記事でした。
関連キーワード取得ツールで調べる
関連キーワード取得ツールで「WEBライティング」で検索してみました。
このように沢山のサジェストキーワードが出てきますね。ここに表示されているキーワードは良く検索される「WEBライティング+1語」の複合キーワードです。
検索者が「WEBライティング」にもう一つ何かのキーワードを付け加える時に、検索意図が表れやすくなります。
「WEBライティング 本」だと本を探しているわけですよね。
このようにサジェストキーワードを見ることによって、「WEBライティング」の検索意図を紐解くことができます。
このような3つの方法で日々訓練しながら検索意図を的確につかむ訓練をしてみてください。
WEBライティングで記事を書くまでの流れ
これまで書いてきたことを簡単にまとめて、記事を書くまでの流れとして紹介します。
1、キーワードを決める
2、検索意図を把握しターゲットを決める(知恵袋、検索上位、サジェスト)
3、顕在ニーズと潜在ニーズを把握し、根本的な解決へと導く構成を考える
4、構成に沿って記事をかく
それぞれの具体的な方法についてはここまでの記事の各見出しで書いてきた通りです。
まとめ
検索流入を意識した記事の場合、検索意図を把握しておかなければSEOで上位表示は難しくなります。
また顕在ニーズは理解していても潜在ニーズを理解している人はあまり多くありません。
検索キーワードからすべてを読み解くことは難しいですが、検索者が本当に求めている事、最終的な解決に導くためには必須になります。
沢山記事を書く中で、このような事に意識を集中することで、だんだん検索意図を把握できるようになってきます。
何も考えず記事を量産するだけでは身につかないので、気を付けてくださいね。