5月に送られてくる自動車税や軽自動車税の納付書をみると、嫌~な気持ちになりますよね。
少しでも楽にお得に支払いしたいものです。
そこで気になるのが自動車税をクレジットカードで支払いをしたら得なのか損なのか?という点ですね。
この記事では自動車税をクレカで払う場合のメリットデメリットを解説していきます。
結論から言うと、手数料がかかるので微妙という感じですが、利便性でいうとかなり楽になります。また節約をしたいのであれば、nanacoカードで支払うのが一番良いのでそれについても解説しますね。
【自動車税をクレジットカードで支払うメリット】
・家に居ながら簡単に支払える
・クレカにポイントが付くので高額還元のカードならお得
・クレカのキャンペーンを利用すればお得なことも
・支払い時期を遅らせることができる(クレカの引落しの時まで)
・Tポイントが使える場合がある
【自動車税をクレジットカードで支払うデメリット】
・手数料がかかる(約324円)
・自治体によっては対応していない
・低還元率のカードや支払額が少ない場合はクレカポイントを貰っても手数料との差額を損する
・クレカで支払った場合、納税確認がすぐにできないので車検が近い場合は使えない
目次
コンビニでは自動車税をクレジットカードで支払えない
自動車税をクレジットカードで支払うことはできますが、コンビニではクレカでの支払いができません。
クレジットカードで支払う場合には、Yahoo!公金支払いなどのWEBサイトで支払うことになります。
自動車税をクレジットカードで支払うメリット
家に居ながら簡単に自動車税を支払える
これまでは自動車税の納付書が届くと、お金と納付書をもってコンビニや銀行に行っていたと思います。
納付書をわすれて「あ~取りに帰らなきゃ・・・」なんてことになったり、銀行で中々順番が回ってこず時間をロスしたりと面倒なことも多いですよね。
それが家に居ながらネットで簡単に支払える訳ですから、楽になります。夜中でも時間を問わず支払えますし、スマホでも支払える訳ですからね。
クレカにポイントが付くので高額還元のカードならお得
あとで説明しますが、自動車税をクレジットカードで支払うと手数料を取られます。
自治体によって手数料が違いますが、だいたい324円です。
多くの場合は2.5Lくらいまでの排気量だと思いますので、還元率が高いカードで支払わないと手数料分損をしてしまいます。
総排気量 | 自動車税額 | 還元率1%の時の ポイント |
軽自動車 | 10,800円 | 108 |
1L以下 | 29,500円 | 295 |
1~1.5L以下 | 34,500円 | 345 |
1.5~2L | 39,500円 | 395 |
2~2.5L | 45,000円 | 450 |
2.5~3L | 51,000円 | 510 |
3~3.5L | 58,000円 | 580 |
3.5~4L | 66,500円 | 665 |
4~4.5L | 76,500円 | 765 |
4.5~6L | 88,000円 | 880 |
6L~ | 111,000円 | 1110 |
1-1.5Lの排気量の自動車税を1%の還元率のクレジットカードで支払った場合、345ポイント貰えることになるので、手数料を上回り345-324=21円得することになりますね。
還元率の低いカードの場合や、排気量の小さい車に乗っている場合は、クレカ払いすると損をしてしまいます。
家で支払えるという利便性を取るのであれば、少々損をしても良いかもしれませんけどね。
クレジットカードのキャンペーンを利用すればお得なことも
自動車税の支払いにクレジットカードを使って欲しい会社はキャンペーンをやっていたりします。
例えば楽天カードやイオンカードなどです。毎年違うのでキャンペーンを確認する必要がありますが、2019年は以下のようなキャンペーンをやっていました。
【楽天カード】
期間中に楽天カードで自動車税を納付すると「抽選で2人に1人が500ポイントを貰える」というキャンペーン。
2019年4月16日(火)~5月31日(金)がキャンペーン期間で、期間中にエントリーが必要でした。
【イオンカード】
期間中に29,500円以上の自動車税をイオンカードで納付すると、対象者全員に500ときめきポイントが貰えるキャンペーンです。
2019年3月21日(木)~5月31日(金)がキャンペーン期間で、期間中にWEBから応募をする必要がありました。
楽天カードの方は50%の確率に当たればですが、イオンカードの方は対象者全員ですね。
これらのカードを持っているなら、来期はキャンペーンを確認してみてください。
楽天カードは特に使い道が多く、かなり便利なので持っていない人は1枚持っておくといいですよ。
支払い時期を遅らせることができる(クレカの引落しの時まで)
クレジットカードで決済した後、口座引き落としまで時間がありますよね。
通常5月31日までに自動車税を支払わなければいけませんが、クレジットカードでその期間に決済しておけば翌月20日くらいまで現金の引落を遅らせることができます。(翌月20日と書いていますが、日にちはクレジットカードによって異なります)
Tポイントが使える場合がある
自動車税を納税できるサイトは都道府県ごとに決まっていますが、Yahoo!公金支払いのサイトで納税する都道府県が結構あります。
その場合はTポイントを利用することができます。
期間固定Tポイントも利用できるので、貯まっていて使い道がない人はお得ですね。
自動車税を支払うのにおすすめのクレジットカード
通常の支払いで1%以上の還元率がないと手数料負けをしてしまうので、還元率が1%以上あるクレジットカードを紹介します。
楽天カード
楽天関係のサイトで利用すると異常なレベルでポイントが貯まるカードです。
僕もフル活用していますが、年会費無料で楽天市場では3%の還元率になります。
自動車税の支払いでも1%の還元率ですし、持っておいて損はない非常に便利なクレジットカードですね。
JCB CARD W
ネット限定で39歳以下しか申込めませんが、こちらも常時1%の還元率を誇る年会費無料のクレジットカードです。
セブンイレブンやアマゾンでの利用時は還元率が2%になり、スターバックスでは5.5%にもなります。使う場所によって還元率が変わりますが、最低でも1%ですので非常に魅力ですね。
もちろん自動車税の支払いでも還元率が1%です。申し込みには制限がありますが、お得なカードの一つです。
オリコカード THE POINT
年会費無料で常時1%の還元率のクレジットカードです。入会後6カ月は常時2%の還元率になるのが魅力です。
またエントリーは必要になりますが、スタートキャンペーンで最大7000ポイントゲットできたりします。iDやQuickPayの利用で1000ポイント、みたいな感じで指定の利用をすればポイントが貯まっていくキャンペーンです。
貰えるのはオリコポイントですが、楽天ポイントに変えたり、商品と交換できたりします。
こちらのカードも非常にお得です。
自動車税をクレジットカードで支払うデメリット
クレジットカードで支払えない自治体がある
以下の5つの県は自動車税のクレジットカード払いに対応していません(2019年7月10日現在)。山梨県は2020年から対応するようです。
秋田県 | 未対応 |
石川県 | 未対応 |
山梨県 | 2020年から |
徳島県 | 未対応 |
高知県 | 未対応 |
手数料がかかる
自動車税はコンビニなどで現金払いすれば、手数料はかかりませんが、ネットでクレジットカード払いをすると手数料がかかります。
手数料は324円(税込)の所が多いですが、自治体によって違います。324円以外の所をあげてきます。ここになければ324円だと思ってください。
都道府県 | 手数料(税込) |
三重県 | 432円 |
佐賀県 | 300円 |
沖縄県 | 308円 |
東京都、愛知県 |
10,000円毎に73円(税別)加算 |
群馬県 | |
納税額 | 手数料(税込) |
~5,000円 | 38円 |
5,001~10,000円 | 78円 |
10,001~15,000円 | 117円 |
15,001~20,000円 | 157円 |
20,001~25,000円 | 196円 |
以降5,000円毎に加算 |
熊本県 | |
納税額 | 手数料(税込) |
~5,000円 | 29円 |
5,001~10,000円 | 70円 |
10,001~15,000円 | 110円 |
15,001~20,000円 | 151円 |
20,001~25,000円 | 191円 |
以降5,000円毎に加算 |
低還元率のカードや支払額が少ない場合はクレカポイントを貰っても手数料との差額を損する
手数料が約324円かかると言いましたが、還元率0.5%のクレジットカードで支払った場合、64800円以上支払わないと手数料とクレカポイントの差額を損してしまします。
64800円以上となると4Lくらいの総排気量の車になりますので、乗っている人は限られるでしょう。
そうなるとやはり高還元率のカードで支払うのが必須になりますね。
ちなみにですが、それ以上にお得なのがセブンイレブンでnanacoカードで支払う方法です。クレカのポイントも貰えますし手数料もかからないので、節約という意味ではそれが一番ですね。
自動車税をクレカで支払った場合、納税確認がすぐにできないので車検が近い場合は使えない
自動車税をクレジットカードで支払うと、納税証明書や領収書は発行されない、もしくは遅れて送付されます。
納付の電子確認ができる都道府県であれば納税証明書や領収書がなくても車検を受けられる場合がありますが、クレジットカードで支払ってすぐには電子確認はできません。
確認できるようになるまで3週間以上かかる場合があります。そうなるとクレジットカードで自動車税を支払ってすぐ車検がある人は、車検を受けることができなくなってしまいます。
というわけで、車検が近い人はクレジットカードでの納付ではなく、コンビニや銀行で納付して納税証明書や領収書をもらうようにして下さい。
要注意点ですので気を付けてくださいね。
自動車税をクレジットカードで支払うのは損か得か?手数料分損?
利便性という意味では、クレジットカード払いは最強です。家で夜中でも気軽にできますからね。
ただ節約をするために最高かどうかと言われれば、そうではないと思います。
クレジットカードのポイントが貯まっても、手数料約324円を損してしまうからです。
nanacoカード払いであれば、手数料がかからずにクレジットカードのポイントも貯める事ができますので、現状では節約という意味では自動車税はnanacoが最強ですね。
自動車税ではnanacoのポイントは貯まりませんが、nanacoにクレジットカードでチャージしたときにクレカのポイントが貯まります。その上で支払い手数料は無料なので、こちらの方がお得という事になります。
自動車税をクレジットカードで支払う方法
自動車税のクレカ払いに必要な物
・自動車税の納税通知書
・クレジットカード
クレジットカードと自動車税の名義が違っていても問題ありませんが、クレジットカードの名義人が支払い手続きをする必要があります。
ですので旦那さんが奥さんの自動車税を払ってもいいですし、奥さんが旦那さんの自動車税を払っても問題ありません。
各都道府県別の納税サイトにアクセスする
後程、各都道府県別の納税サイトを掲載します。そこのリンクから移動してください。
内容をよく読み同意したら、必要事項を記入する
納税証明書の事や手数料の事などが書かれています。問題なければ同意して進んでください。
その後、納税通知書にかかれている「納付番号」「確認番号」などを入力します。
さらに進むとクレジットカード情報を入力する画面になります。カード番号、有効期限、セキュリティ番号を間違えないように入力しましょう。
支払い完了の画面に移動したら完了です。
納税通知書とクレジットカードが手元にあれば簡単に納税できるので、本当に楽ですね。
自動車税をクレジットカードで納税できるサイトと都道府県一覧
以下に各都道府県で自動車税のクレカ払いのできるサイトのリンクを貼っておきます。
納税したい人は以下から移動してください。
北海道 |
青森県 |
岩手県 |
宮城県 |
山形県 |
福島県 |
茨城県 |
栃木県 |
群馬県 |
埼玉県 |
神奈川県 |
千葉県 |
東京都 |
新潟県 |
富山県 |
福井県 |
長野県 |
愛知県 |
岐阜県 |
静岡県 |
奈良県 |
和歌山県 |
滋賀県 |
京都府 |
三重県 |
大阪府 |
兵庫県 |
鳥取県 |
島根県 |
岡山県 |
広島県 |
山口県 |
香川県 |
愛媛県 |
福岡県 |
佐賀県 |
長崎県 |
大分県 |
熊本県 |
宮崎県 |
鹿児島県 |
沖縄県 |
まとめ
自動車税のクレジットカード払いは利便性が非常に高いですね。
また手数料とクレジットカードの獲得ポイントがほぼ同じになる人がほとんどなので、利用しても良いかなと思う人が多いんじゃないかと思います。
一方で徹底的に節約をしたい場合には、nanacoカードで自動車税を支払う方がお得になります。
どちらが自分に合っているかを考えて、使い分けをするといいですね。